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2011年04月02日

東北電力、女川原発関連

 東北電力の女川原発は地震直後に津波被害を受けながら自動停止しましたが
 〇島原発は水素爆発事故後にセシウム、プルトニウム、ヨウ素を拡散し
 故郷をゴーストタウンに変えてしまいました

 東電と東北電力は何処が違って被害の明暗を分けたのか


 東電〇島第1原発 想定された津波の高さが約5・6メートル
 女川原発   想定された津波の高さが約9・1メートルの立地
      半径5キロ以内に活断層がない地盤条件  固い盤上に建てられた主要施設は海面から14・8メートル高
      消波ブロック壁面衝撃、津波高の想定、固い地盤に支えられ地震は想定以下となる567・5ガルにとどまる
      東北電力は人道上の見地から敷地内を避難所として開放している

  東北電力は 緊急事態を予測しこれらの立地条件を組み込んでいた.
  地元住民と係争、事故の多い〇電は此のことをしっかり把握しておく置く必要がある
  原発を造る限り安全対策に過度という言葉は存在しない
  北海道をみると 半径30キロ圏内の泊、ニセコ、倶知安にはたくさんの仲間たちが暮らしている
  泊原発と海面の距離が心配でならない

 資源ウランは安定的で安価に供給できるというキャンペーンの蔓延については
 原発から出る核廃棄物を半永久的に管理しなければならない事を含めると
 自然エネルギーのコストを大きく上回ることは語られていない

 原発の耐用年数は10年~50年と曖昧、.廃炉にした後も施設、廃棄物はコンクリートで固め、
 ガラス付けにされて、いつかは施設を解体する必要がある  核廃棄物については埋めて終わりである
 放射線の量が通常レベルになるまでは気の遠くなる時間かかることが知られている
 日本国土に人が住めない土地が増えていくことを含め
 こうした国民に与える危険度を考えると原子力発電は全く
 安上がりなエネルギーとは言えない
 
 実際 90年代末には故障による事故が相次ぎ 
 後の2002~7年には全国の原発で100件以上のトラブル隠しが二度も起きている



 1978年 東京電力福島第一原子力発電所3号機
      日本初の臨界事故操作ミスで制御棒5本が脱落
      発電所の情報共有が無くその後も繰り返されることになる

 1989年 東京電力福島第二原子力発電所3号機
      原子炉再循環ポンプ内部破損...レベル2

 1990年 東京電力福島第一原子力発電所3号機事故
      原子炉圧力が上昇、自動停止...レベル2

 1991年 中部電力浜岡3号機 上記東京電力福島第一原子力発電所3号機と
      同様に制御棒が同様に3本抜けた
      世界中の原子炉で起こっているといわれる原発の弱点  
      国への報告はしていなかった
      発覚したのは2007年 原発の隠蔽体質が問われる
 

 1991年 関西電力美浜発電所2号機事故 蒸気発生器の伝熱管が破断...レベル2

 1991年 中部電力浜岡原子力発電所3号機 誤信号により原子炉が自動停止...レベル2    

 1995年 実験用高速増殖炉もんじゅ 冷却剤ナトリウム漏洩燃焼 
      2010年4月まで停止...レベル1

 1997年 茨城県東海村再処理施設アスファルト固化処理施設、火災爆発事故...レベル3

 1998年 東京電力 福島第一原子力発電所4号機
      定期検査中、制御棒34本が脱落
 1999年 茨城県東海村JCOプルトニウム加工施設
      3番目の臨界事故 作業員死亡、住民退避レベル4
 2002年 全国の原発で100件以上のトラブル隠し内部告発により発覚
 2004年 関西電力美浜発電所3号機 冷却配管破損により
      高温高圧の水蒸気が多量に噴出 逃げ遅れた作業員死亡 

 2007年 ふたたび全国の原発で100件近くのトラブル隠しが発覚
 2007年 東京電力柏崎刈羽原発 地震に伴ってこの施設のみが
      火災事故 微量の放射性物質の漏洩
      真下に断層があることが判明 全面停止 
 2011年 東日本大震災で福島第一原子力発電所事故...レベル7
      チェルノブイリと同等、レベル7の土壌が見られる

 
 原発は安全でcleanというキャンペーン 原子力を廃止すれば日本は電力不足になるetcという宣伝が
 国家組織ぐるみで吹聴されてきました

 実際は 安全であるなら裏庭付きで官僚が住めば良い  
 安全とは呼べない原発を過疎地域へ補助金と一緒に押しつけている実態. 
 電力会社が大手スポンサーとなった現代ではマスコミは原発を追求しない事から
 TVでは 原発は安全でcleanというキャンペーンを国民に浸透させる事に余念が無い
 製品実態のない電気、ガスetcの独占色の濃いCMは禁止すべきという声が
 以前から聞かれていたが ここまで情報隠しが先行すれば頷かざるを得ません


 確かに日本では現在、電力の30%を超える部分が原子力で供給されています.
 北海道で言えば40%にあたります

 ところが原子力が発電量で3割を超えている原因は一般発電所のほとんどを停止させている為で
 日本の発電所は半分以上を停止させたまま余っているんです

 予備備蓄としては海溝が深いため設置できないといわれてきた風車は
 海上ボート設置型のカーボンファイバー風車が考案され沖合いに絶え間なく吹く
 風の自然エネルギーだけで東日本の電力をまかなえることが知られていますが
 世界おお手の電力会社である東京電力はこの事実を知りながら 実用化する気配がありませんでした

 東京で極端な電力使用が生じるのは真夏のエアコンピーク数日しかありません
 それでも最大電力需要量は既存の水力.火力.風力etcの発電量の合計でまかなえる数値です
 北海道では真夏と厳冬期のピークにあわせ火力、揚水式水力発電が設置されています

 東電は原発が高出力で微調整が出来ないため夜間に余らせた電力を
 儲けに変えようと夜間の無駄なライトアップ施設を増やしオール電化を推進してきました
 butこれからは店頭での過剰なライトアップ風潮を改める等計画節電プログラムが必要です
 万一、予測外の状況が起こったとしても事前に計画節電をプログラム化しておけば
 国民にとって突然の停電よりはずっとましですし、充分乗り越えられる数値です

 節電の事態は若い人のほうが受け入れやすいようです 
 若い人達からは夜空が綺麗に見えるからこのほうがいい、
 これからは無駄を無くそうという声が多く聞かれ
 物質社会に慣らされて純朴な価値観を失っているのは
 過剰な経済成長等なくても保存経済でやっていける事に気づかない大人達や
 マネー消費に依存してきた中高年に多い傾向といえそうです

 原子力は危険な資源であり、未来エネルギーに値しないという現実を我々は体験しました
 原子力損害賠償法というのがありますが被害が大きすぎる為、税金が投入される
 事になるでしょう
 日本は原発がなくてもやっていけます 
 原発に頼らなくても生活出来る、明るい未来に帰れるという現実があります 
 過剰な電力消費は 経済発展とは無縁のものです 
 
 高橋はるみ知事だけが 知事候補中、原発の根本発言を避けています
 被災受け入れ地を拡大したに過ぎません
 最低でも計画節電のプログラム化さえ手をつけていません
 道民の安全を最優先に考え泊原発が廃炉となった場合の 予備電力の確保を考える必要があるでしょう


                               fa.clastro.tone
  
 


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Posted by こるとれーんtone at 16:52 │原発関連

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