2021年02月06日
支笏湖のサクラマスetc移植放流の歴史
サクラマスの回帰年数は サケと違って
川で≒2年(一年半という諸説もありますが)ヤマベとして暮らしスモルト.銀毛化したメスが
春に海洋へ降りて≒1.5~2年暮らしグラマラスになって里帰りし、チビッコヤマベと産卵活動をしますよね
という事は川のヤマベが乱獲され減耗していたら ...ネ!! サクラマスが増えない原因はここにあります。ё_ё
また、サケのように全魚が海洋へ出ない為にふ化事業も手間がかかり市場価格は高騰します。
そのうえ ダムや砂防ができていたら完全にout...です
回帰年数はサケが海洋から4~5年、くいしんぼうは maximum6年 カラフトマスは画期的な進化を遂げていて
≒2年で回帰します えらいですよね。カラフトさんは時々ロシア圏へ行っちゃって帰ってこないですけど!!-_-;
知人がテトラから釣ったサクラ.遡上できる川は入っていません、湖内で産卵しているようです。すぐにリリースしました。
内水面のルールでヤマベとみなされる支笏湖サクラマスは4~5月がキンリョウ扱いになっていましたが
適応外ルールの説明では 陸封型は該当しないとなっています ... グレィゾーンです。
釣り具のアングルさんの乱舞 ブルピンアルミ90mm32g&とまこまいフィッシュランドpe-1.5号
このサクラという魚、土地柄の多様性というやつ、此の適応力が面白くて
道北、東ではオス.メスが海洋へ出ますが道南で海洋へ向かうのはほぼメスだけです
ダム湖を海洋に例えるサクラマスは川へ遡上しますが ... 全メス型だとほぼ消滅します
また自然湖で一生暮らす小型のサクラマスがいます これは適応が為せる進化といえます
近年、支笏湖で釣れているサクラマスは≒2008~美笛川に放流されたヤマベが降下したものが主体となっています
此の放流からは10年以上たっています 回帰する2to 2年サイクルは経過済みですが
美笛へ回帰してもヤマベは釣りきられて減耗しています
支笏湖のサクラマスは湖型の比重が年々大きくなっているようです
現在の支笏湖には僅かな河川型のサクラと湖産卵型のサクラがいる状態です。
実際に小さいヤマちゃんが湖水で確認されています !!-_-;
昨年、支笏湖でサクラマスが春に良く釣れたのは湖型のグループが寿命の≒3~4年目になって
食欲が例年増しで表面化したこと 夏場は此れに河川型の採餌が加わり頻繁となったこと。
晩夏以降は産卵により両方が岸よりしたというのが一般論だそうです。
>>>>> but ... 僕はブラウンがアミで採られて減ったからだと思っています。
so 第二ファイターのサクラが闊歩しやすくなったのかなぁと本気で思ってます!!-_-;
soブラがいないと Qちゃんも増えていきそうです!
湖水を浄化する動物プランクトンが減らなければ良いですが
>>>>> おまけ話 降海型アメマスは≒6 ~8年寿命ですが支笏湖で9年というアメちゃんが発見されたそうです
支笏湖のふしぎは計り知れませんね !
昔の支笏湖にはアメマスとハナカジカ 絶滅してしまったザリガニ 絶滅危惧種の .エゾサンショウウオという4種類し
かいなかったんですが 明治20年代から移植が続きヒメマスは阿寒から移入されその後一時的に 択捉の海産
ベニサケの卵から移植されています。 その後一時的にベニとシロサケの交雑いわゆるヒメサケがいました
他に公的機関による放流は孵化場産ニジマス.米国産ブルックトラウト、甲殻類はスジエビが長都川から移入され
サクラマスは漁川から移植されています
いままで遡上しているサクラマスはえさをとらないと
いう説が長年一般化していました。but 此の点は水辺の現場にかかわる研究陣によって最近訂正されました
遡上サクラマスが採餌することはベテラン釣り師の皆さんにはわかっていたことでしたね
僕らが見つけた トビケラ、カワゲラが水中羽化することについてもいずれ解明されることと思います
グリコのおまけ話
ダム湖のサクラが全メスだとほぼ消滅します...の説明は 乱獲によって川にヤマベがいないからです。
日高では逆にダムの送水管から川へ降下されてしまったヤマベやkokaneeが海洋をめざしてCherry salmonや
レッドになって発見されています。
北海道のニジマスは支笏湖が発祥です。大しょう6年に千歳孵化場へ1920年、大しょう9年、支笏湖へ移植されました
click.ok
支笏湖ニジマス移入の歴史 2017/03.19
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トキシラズ>>>> 本来ロシア圏のアムール川周辺の川へ遡上するシロザケなんですが春~初夏に三陸沖や
北海道沖を回遊した際に漁獲されたものです。... 寄り道したら、うっかりみたいな ...
産卵活動に入らない未成熟なうちに漁獲されるために美味でハラス部分の脂のりは
通常サケの数倍あってトロのように霜降り状態になっています
ケイジ>>>>>>> 同じくロシア圏のアムール川周辺の川へ遡上するシロザケです。カムチャッカ半島よりを
回遊して11月上旬~ 知床から網走付近で漁獲されています。
2~3歳の未成熟な小型の若いサケで鮭児と呼ばれますが1万匹に1匹しか採れない
ため大変高価で僕には手が出ません!!-_-; こちらも脂がのって美味というお話
知床へ行ったらケイジとブドウエビ 食べてみてください^^.