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2021年05月31日

支笏湖大鱒.ヒメマス ミジンコが遊ぶ水深

お騒がせしました、平常記事へ戻ります      !!-_-;!



支笏湖のヒメマス漁期前調査は 28日 全日程を終了しました。
予定計画数は、ヒメマス≒3000、ブラウントラウト≒500 サクラマス他≒500 以内 とされていましたが、
捕獲数は ヒメマス 2623 ブラウントラウト 25、サクラマス 8、 total  2656 尾

ヒメマスの  標識調査では、 3年魚が最も多く 207でsize ≒26cm  標識なしが 2338

30cmになるには 5年もの歳月が必要という事 全体の5%程度ということでした 
栽培漁業のむずかしさが感じられますね 支笏湖漁業協同組合の皆様お疲れさまでした。
丘釣り師は引き続き 美しい支笏湖のフィールド保全をしていきましょう。



プランクトンの話なんか知らんわい!! ........... so 言わずに飛ばし読みでeeですから 
釣れない時のモチベーションどきに!!-_-;!。 
今回はヒメマス釣り師さん向けのお話 ....ブラウン.ニジマスの移動水深も出てきます.



    
   
皆さんご存知のように湖のある川へ遡上するレッドsalmonとヒメマスは同じ起源を持つ鱒です  
支笏湖が海と続いていればレッドsalmon紅鮭が遡上する姿がみられたかもしれません。
自然って ひとっつなんですよね



支笏湖のブルームについて以前書きました。其れらターンオーバーは季節変化が起こす恒例行事の
ようなものbut突然のレジームシフトが来ることだってあります。例えば暴風雨や長雨は森林から湖へ
過剰な栄養塩を流れ込ませます。
数日すると植物プランクトンが増殖しクロロフィル濃度が上昇し続けます。   
季節外れの支笏湖ブルームです。
湖の透明度がおちて緑色がかって。あぶくも出て ...
soうするとミジンコ等の動物プランクトンは棲息水深を変えてしまいますよ~ё_ё

此処がヒメマス釣りの大変な処



               


図は釣り師に関係する水深60mまでの水温変化、真ん中が30m、総ての図は釣り人にとって
主要なプランクトンだけを現しています。  厳寒期の2月、気温≒-6℃~-13℃.表層水温2.6℃.と 
水に入った方が暖かい季節ですが主要なミジンコ.オレンヂは中層にわずかしかいません 
だからマスはルアーフライに惹かれてしまうんでしょう     


    

5月はミジンコやスジエビのゾエア幼生が表層下に浮上します マスにはきちんと見えています
まだ 水を冷たく感じる季節、未には水深12~13m の所に水温躍層ができはじめます
越年したヒメマスが20mラインへ向けて浮上を始める時期です


         


トローラーによく知られる一般的ミジンコDaphnia  体長0.2mm~0.8mm 厳冬期3月までは
20~40 m層にいてチビアメちゃんを育て春になると深場へ移動し60m以深へ棲息域を広げます。 
水温躍層が安定する6~10月は10~30 m付近に集まっています。
ひと休みするブラウン一行が通るラインです。  浮遊するタイプの動物プランクトンは鐘形で
やわらかく変形しやすい2mm未満、初春には30mに以浅にいて
6月になると水深40mから深場へ降下し晩夏まですごしています。 from 30m to 40m
此の広い移動巾はヒメマスが好む13℃以下のzone、回遊している層です

              


他に丸くない甲殻類っぽい姿をしているカイアシ類やアオムキミジンコやケンミジンコは 
体長0.5~2.0mmと割と大きく 春は岸近く、
フライマンのニンフ、すとりぃまぁのキャスト圏~20m以浅にいて
夏は水温躍層付近に棲息しています.
アメマスやブラウンニジマス等、鱒類の幼魚やヤングgeneration にはかかせない存在です。


    

6月 気温≒16℃ 表層水温13℃ 最近はもっと上がります  
水深13m-11℃.20m- 6~7℃℃.30m 5.2~ 6℃ 60m 4.8~ 5.2℃
この時期は5月に定位した水深中で プランクトンが増殖しています。 
深場を漂っていた微細なプランクトンも成長して上方へ移動します。
水温躍層は気温が上がるにつれて20m付近に降りていきます  ヒメマスゾーンの初期です


同じく6月 ミジンコは藻類有機物を仲介する植物プランクトンを食べるので大っぴらに移動しています。
スジエビのゾエア幼生や稚貝が幼鱒を育て 夏場には水温躍層の近くと以深へ移動します、
丸印は主要なプランクトンの位置だけを書きました。水深10mくらいから巾広い水深にいることが
わかります。

若いヒメマスは水面に浮かぶ小さな虫にもライズします。  ヒメマスがよく釣れる季節です。
大雨がふると栄養塩流入により植物プランクトンが増殖します。
透明度が落ちるにつれて水深20mから上に動物プランクトンが増殖し
緑色化したプランクトンをどんどん食べてくれます。

水温が上がりきるまではヒメマスが回遊するラインです


    

6.7.8月気温≒27~32 表層水温17~20.6水温最高値   水深13m  14℃ 
20m-8.2℃. 30m-6.8℃.60m-4.3℃.130m-4.33℃. 200m-≒4.36℃ ほぼ甲殻類ゾエア幼生だけ 
溶存酸素は表層より20m~30付近 水温躍層付近が多くなり それより下で減っていきます
此、季節を過ぎると大鱒は暑い表層には陸棲昆虫を食べにくる以外は来たくないし
暮らしずらい超深層にも居たくない ...
so 冷たくてプランクトンが豊富な中間層に居たいってことになります
  
ヒメマスは≒40mに近接したより深い‎深場まで行動を広げます

     

10月気温≒16℃   表層表層水温 11~16℃    
水深13m 10.3℃ 20m-7.3~6℃. 30m  5.2℃ 60m 5.1℃
水温躍層は晩秋には20m付近の深さにあって初冬にbreakするまで続き
上下二層の水は混ざることはありません
この時期大きい鱒は そこら辺に居るんでしょうねё_ё

    

        please compare 冬 ぐらふ and summer graph


支笏湖のヒメマスは秋に捕獲され孵化場築港内に流れ込むシリセツナイ川で人工孵化されていました
例年、秋、表層水温が14℃位になると岸よりしてきます。
道東の湖ではヒメマスが群れになって河川へ遡上しようとする姿が視認できますが
支笏湖でも伏流している湖底で産卵するヒメマスや越冬する個体がみられます。 
雨が多い年ですと 旧有料道路やフレナイ、オコタンペ地区で見られるそうです。


皆さん支笏湖の花形はヒメマスやアメマス、ニジマス、ブラウンだけじゃありませんよ
スジエビsuzie.ハナカジカ ヌマチチブトウヨシノボリ 一年間一生懸命生きている家族思いのイトヨくんもいます
愛嬌たっぷりの 在来魚さんを よろしくです^^.

                     
         

         

         

         

          




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Posted by こるとれーんtone at 21:42支笏湖のプランクトン

2020年12月31日

ニッチと隙間



お仲間さんからの報告です。スキニーの第一群が見え始めました。濡れたレンズが凍ってポケボケ画像です。これでもゴーマルですって!!-_-;
やせてて可哀そうで全く引かない!、と... だからまだはやいって言ったのに^^  
これは彼の狙うポイントの話です。釣れる処はありますよね 
... が何より数がいない... と僕は思ってます!!-_-; 


年末ラストはニッチのお話です。  たいした話ではないので 流してくんサイ^^.

生物には種族間、生息数のニッチがあって so [隙間]があります。
湖にアミを掛けて採られてしまったら鱒の数は減ります....が残った鱒は隙間が増えていっぱい食べて大きくなれます。
plus 大きい鱒ほど多くの卵を産み其の子孫は大型に育ちます。 
ベイトを育てるプランクトンはいっぱいいそうで 実はso多くはありません そこで隙間が大切なんです
but also 競争cycleの自然環境の中では
ハチマルの若者がいればナナマルの後期高齢者が居るという個体差が起こりえます!!-_-;

 
 

人と同じで生まれた順に歳を取りますから、大型の中年組から順繰りに産卵場へ向かいます。
小型の若者組は≒30cm~plus.5を越えると産卵に参加できますが若者のペアリングは競争に曝されるので少数。
詳細な事は書けませんが.....  ( みんなの支笏湖だから勝手に書いたらおこられちゃいますからネ)
産卵場は3河川と其の沖にある伏流spot.他 各岸に近い数個所の伏流spot等と一様ではありません
~大体2月まで続きますがいずれにしろ順繰りですから ...オールエスケープは起きません ネ!!-_-;

サケマスの人工孵化放流のイメージが強い人は 大型魚がいっせいに川を目指すと考えてしまうようですが
人工孵化放流は同sizeの稚魚をまとめて放流していますが 支笏湖鱒は様々なsizeが自然の中で暮らしています
soいうことです。            

click.ok
支笏湖水温躍層、降雨、水位...支笏湖を分析するheart

おまけと言えばグリコ...
サクラマスは≒2008年~美笛川に放流されたヤマベが降湖したものが主体となっています。
こちらは減耗が著しいせいか河川回帰が顕著ではありません。支笏湖は非常に綺麗な湖です、
島牧の磯場やサラシのように雑多なプラクトンは混生してはいません
エサとなる魚類の根底にあるプラクトンにはたくさんいるようで限りがあります 隙間が大切です 
母川回帰が強いとされるサクラマスですが、淡水ではむしろ水質が安定している支笏湖内で産卵している
ものがみられます。 例え放流魚でも 長い年月を厳しい自然の中で暮らし、真実をみつけている。
まっすぐ生きろよ と教えてくれる ...  見習いたいものです   支笏湖鱒はえらいなぁ ё_ё

Daphnia longispina,Polyarthra trigla.acanthodiaptomus

 

ネ たいした話じゃなかったでしょ コンジョなしの僕は布団にくるまって寝てます 年末お仕事あるしね!!-_-;
では皆さん よいお年を^^.


君はロックを聞かない.マリーゴールドDave mason look at ya look at me . beach boys dream comes true.山下remember me baby.belong to me
3 dog night . out in the countr..from the begginnings.takanaka smooother.corea gary burton.哀しみの恋人たち.ジェフ ベック.nagisa91
ずっと好きだったんだぜ. .あいみよん. 遠い街のどこかで、逢いたいときにあなたはいない、そして僕は途方に暮れる.sweet dreams
hello my friend .10cc im not in love. サンタナ ムーンフラワー


  

Posted by こるとれーんtone at 09:44Comments(10)支笏湖解析支笏湖のプランクトン

2020年12月07日

支笏湖.冬、植物 / 動物プランクトン

植物プランクトンって殆ど植物って呼べるものから日照によって活動する 微小な生命体まで巾広いですよね ё_ё
あたしみたいな釣り師はどうしても鱒稚魚を育てる動物プランクトンに目が行ってしまいがちですが 食物連鎖の基礎と
なる植物プランクトンの存在が大鱒シーズンを先読みするってこと、忘れちゃいけない なんて思っちゃいました ... 

植物プランクトンってミクロな存在ながら地球上で 植物の酸素生産量≒半分を維持するくらい重要な役目を
してくれていますから人類はお礼を言いたいくらいですよね<(_ _)>..   其の繁殖はクロロフィル
呼ばれる葉緑素に左右されますってことは お陽さま、日照ですね  ☀
植物プランクトンは多すぎるとアオコ発生に繋がりますが支笏湖ではバランス良く保たれていて湖水全体が緑っぽく 
見えたり一部、ゴミが多い地点を除いて匂いが停滞する事例は聞かれません 



ブラ江さん、ニジヨさん、ハゼどんが藻から受けている恩恵は..夏場は特に大きく.日陰と酸素供給.水質
冬場は日照時間が短い為、水草が酸素発生をする量は大幅に減少します.      ⛄
此れを補ってくれているのが木枯らしや強風、高波によって溶け込む溶存酸素.
ターン後の冬場はベタなぎが続いても鱒は元気に泳ぎ回っていられます.  



                                                     volvox.ホシガタケイソウ.クンショウモetc

夏は水温が上がる為  鱒は頻繁に泳層を変えなくてはなりません 冬は有機物溶化が少ない上、
サーモクラインが消え、深層まで水温が一定している為、泳ぎやすい環境にあります
冬場のプランクトン増殖は、    日照時間による影響が脆弱と思われがちですが
厳寒期でも暖かめな日が続くと極細なピコプランクトンが繁殖し酸素量を高めてくれます 
あたたかい日は ピコプランクトンの繁殖に促され表層微生物が動き鱒がボイルすることがあります
こうした日が続くと 朝っぱらから大鱒に出逢えるようです
 chance~ё_ё

あたしは寒がりなんで soんな寒い日は湯たんぽと暮らしてますが...  氷濤まつりの頃は水がかなり綺麗です。
でもね 春になって 暖かくなるにつれて少しずつ透明感は薄れていきます


   click.ok
支笏湖ブルーな気分 透明度.2020/02/06


ここからは いよいよ 動物プランクトンのお話
すんごくチッチャなプランクトンをピコプランクトンって言うんですよ 植物ピコプランクトンに動きがあると 
微小な動物プランクトンのピコピコが敏感に反応するんです 勿論、真冬に ... ね   
そして~ハゼドンやカジカさんエビちゃんが動き大鱒が反応します。
動物プランクトンの冬連鎖は沖ではなく岸に近い場所で起こります ルアーフライには反応が良くなります   
支笏湖水中世界生きてるなって感じですね 
僕らには小さくて見えない動物プラクトン.ミジンコくんも若い鱒にはこの位にみえているんでしょう


厳寒期にミニ連鎖が起こりやすい条件は  温かくて連日、荒波が続いた後 パッとおさまった二日後。 二日目に
行ってデカ鱒に逢ったことよくありました。  すぐ行くとダメでしたねё_ё  一日置くとなかなか
ee味付けになっているんですね、自然相手ですから。
but暖かい日が続くと勢いアングラー皆さんで賑わいますからso楽にはいきません!!-_-;

人によってはさらにこの後 ...強い冷え込みが始まったまさにその朝がeeと力説するベテランもいます。
漂っていた動物プランクトンが大移動して居なくなってしまう日です。なぜでしょう
詳しくは解っていませんが
動物プラクトンが月の満ち欠けに促されて夜間、表層へ大量に浮上する日があることに関係しているのかもしれません
ひとつ言えることは  [変化]  という事につきます
変化があると支笏湖のオオマスが釣れる ... という処でしょうか

越冬しているcaddis.case や特にstoneflyは冷水に、かなり強いです 彼らは深い水域には居ません
せいぜい水深数センチの石裏にいます 支笏湖で大波が出た後は此れetcとエビ、有機物が冬場のエサになっていて 
岸辺に浮遊物が溜まるlineまで鱒は寄っているようです
甲殻類は冬場の動きが弱く高波によって藻から放たれ大鱒に簡単eatされます
 
 
支笏湖の鱒って 偉いねって褒めてあげたいぐらいです.  
小さな湖や湧水河川の鱒なんかは昼過ぎまで眠っているんですからねぇ

  

期待できる要件としては冬場は水質が良くなり 湖水透明度が上がります♪ 透明感が強いと
多少荒れても 浮遊物が少ない為鱒は遠くからルアーフライを見つけやすくなります 
始めうたた寝、来ないなと思ったらたまに遠めがねcastでティーザー感覚のfastリトリーブを挟んでみる
ってeeんじゃないでしょうか 美しい湖水に漂流者であるプランクトンがいるって ...  大切なんですね

evening.limit表 朝まつめ時間帯とcomplete日が暮れるevening.limit時間を書きました

10/23 朝6:02 evening.limit≒pm.4:37     
水温11 水深13m      10.3℃.     20m 7.3~6℃. 30m  5.2℃
  ニジマスが回遊する適水温です。荒れ食いの時期とかさなり岸近くでみられるようになります
                 極小の虫に翻るライズを見逃さないようにしましょう
                   
表面に見える小ライズは水底から浮遊した甲殻類.スナッチへのボイル 視覚ターゲットは 羽虫 
         14or13℃付近がフライで釣れる目安です
11/03 朝6:11 evening.limit≒pm.4:27  例年支笏湖~道南冷え込み顕著 支笏湖千歳降雪始まる
11/10 朝6:20 evening.limit≒pm.4:20
11/13 此のころから刻々と陽が短くなっていきます 寒波が来ます
 例年大鱒が釣れる頃です
測定したところ植物プランクトン量.クロロフィルaは減少していました 週末には水温が動き始めると思います
11/16   朝6:30      evening.limit≒pm.4:11   
11/20   朝6:21      evening.limit≒pm.4:08 支笏湖 水温躍層を気にしないseason  水温≒8℃
11/30   朝6:31      evening.limit≒pm.4:03 6℃.point始まる
12/01   朝6:32      evening.limit≒pm.4:02 ヒメマス.life.over. サクラ回遊 
12/10   朝6:40      evening.limit≒pm.4:01 ブラウンスキニー群    寒波が来ます!!-_-;
12/20   朝6:46      evening.limit≒pm.4:03 ターンオーバー中

click.ok


evening.limit表 厳寒な貴方へ
初冬evening.limit表
支笏湖 冬、溶存酸素
支笏湖鱒が釣れる日 

年末の水温変化、ブルーム等の解説は下にまとめました。宜しかったら御覧下さい
支笏湖水温躍層、降雨、水位...支笏湖を分析するheart
支笏湖 水温躍層から深層部の溶存酸素 ジグ

冬場 支笏湖の溶存酸素は満たされています これに合わせてブラウンは岸近くを通るようになります
勿論沖でもドルフィンして透水した砂礫浜をめざすジグ向きの大鱒も増えてきます。
非常に動きやすい環境ですがエサは豊富ではありません。
鱒は活発に疑似餌に反応するようになります。


2~ 特に3月に入って。荒波の日は水辺で越冬していたカディスケースや
藻から揺られたスジエビのゾエア幼生etcが舞い上がっています。
so して 鱒は岸辺の食事を目指してやって来ます



click.ok

ルアーフライ .水深による色彩変化
eveningに変化するルアーフライの色彩

支笏湖のブラウンは総てが河川遡上するわけではありません
湖水の湧水源、水流の中で産卵する個体が多くいます。ペアリングを見つけたら宜しくです



冷水spotの水温は特殊な器具がなければ表層では計れません。ほぼ京極の吹き出しに近い水温6.5℃です。
繁殖期の遡上数は流入河川のcapaで決まります。混んでいる川を捨てて湖水の湧水源を選ぶ鱒が一定数います...
湖水で生まれた鱒は湖水へ返ってきます

昔の稚魚放流の話になりますが、某湖に実験放流したブラウンは総て臨湖実験所へ返ってきました。
長磯で海中放流したサケ稚魚は港へ回帰し河川へ遡上していません。..
result: 自然魚は生まれた処へ帰り。放流幼魚は放した場所へ帰る。      シンプルですよねё_ё



君はロックを聞かない.マリーゴールドDave mason look at ya look at me . beach boys dream comes true.山下remember me baby.belong to me
3 dog night . out in the countr..from the begginnings.takanaka smooother.corea gary burton.哀しみの恋人たち.ジェフ ベック.nagisa91
ずっと好きだったんだぜ. .あいみよん.君はロックを聞かない.マリーゴールド


  

Posted by こるとれーんtone at 15:58水質について支笏湖解析支笏湖のプランクトン

2013年02月10日

支笏湖 栄養塩、甘酸っぱいシロップ 

冬場はすべてが眠りにつくという印象が強いですね 湖水は透き通っていて栄養が少ないように見える
これは僕らが水道水の暮らしになれてしまっているからですね 
昔から井戸水や湧水で暮らしている人には色々な変化が見えているんだろうなって思います。
湖をひとつの容器にみたてて栄養塩をミカンの皮って考えてみて下さい。ミカンの皮からは甘酸っぱいシロップが
浸みだしていて 湖水に漂っています。湖底に沈んでいるものもあります。


冬場の湖水は≒4℃付近になって表層から湖底まで循環していられるでしょ。ですから冬場は安定して豊富なんです。
底にたまっていたミカンの甘酸っぱいシロップを表層で味わえる季節です。 栄養塩は夏場、目視できるような水草や
甲殻類程の賑やかさはありません。植物プランクトンの栄養になる、ケイ酸塩・リン酸塩・硝酸塩etcのことを
栄養塩類と呼ぶのは植物プランクトンが動物プランクトンへ受け継がれ更に甲殻類や大鱒を育てる栄養の
はじまりになっているからです  それは土壌や枯葉、微生物が暮らす豊かな自然があればこそです。


   


水温躍層は夏場暑い時期ほど厚い壁になりますから冬場には無いんです。
soして 低水温に適した植物プランクトンというのがちゃんといて陽射しが暖かい日には
クロロフィル濃度によって増えていきます、寒さに強いstone.flyはこれを食べています。
波に揺られているカディスケースは仮眠しているハゼドンには御馳走でしょう。
冬場湖って閑散としてるようで水面下には目に見えない世界が息づいてるってことなんですね。


 


春季ブルームになるとミクロな珪藻類がたくさんたくさん、微細な甲殻類やゾエア幼生、メガロパミジンコがこれを
食べて増えます。 目覚めたチビアメには嬉しいsizeです

夏に入ると農家では色んな作物が息づきますが 湖は夏場暑い時期ほど水温躍層の厚い壁ができてしまいます
湖底から栄養塩の供給はなくなって甘酸っぱいシロップが恋しい季節 水草は伸びますが植物ピコプランクトンは
減っていくようになります   勘違いしやすいですがこれに従って動物プランクトンは減っていくんです。
soして鱒に食べられていきますから動物プランクトンは小型なものしか残らなくなっていくんですね。

冬場支笏湖 甘酸っぱいシロップん波間で  鱒は泳いでるんかな^^.
ゴミなんか投げちゃあだめよ
 


    

Posted by こるとれーんtone at 14:52支笏湖解析支笏湖のプランクトン

2011年11月20日

支笏湖ブルーム.ターンオーバー後color

支笏湖では春夏と枯葉時期に水温 陽射、栄養塩類の三要素が揃って植物プランクトン
小規模なブルームとなって 大増殖することがあります  此処ではターンオーバー時期の事を書きます
 

植物プランクトンが栄養塩を吸収して増殖
主に珪藻類の増殖が始まり微細なピコプランクトンが
増えることによってエビ、甲殻類、ついで小さなアメマス.ニジマスを育てます
晩夏になると、その骸が分解していき so 過程で大気中の炭素と一緒に湖底深く沈んでいきます.





枯葉舞う頃のブルームは、春とは比べ物にならない大きなターンオーバーと重なります、

支笏湖のターンオーバーが起きる時期は気温変化が激しいautumn。
表層水が急な冷え込みによって重くなります どんどん沈みたくなって或る日 ドーンと...
表層水が鉛直に降下し湖底に酸素が送り込まれます
表層には深層水が入れ替わって湖底の生物遺骸が巻き上げられ上がってきます 
but湖底の水深は場所によって違います湖水全体が同様にターンすることはありません。
so 寒くなるにつれて溶存酸素を消費していたプランクトンやバクテリアの生活はおとなしくなっていきます。
エビちゃんは越冬に入り未だ小さな幼魚は水温の低下と一緒に 静かに眠りにつきます.



  




 





デカマスに出逢った時を思い出してみると
冬場のlast.chance.colorは一般的な強い黒、ぼやけたグレィ.茶.イクラのオレンヂに加えて
スナッチされたシャックが反射する色、冬に無い色  イエロー、グリーン、チャートリュース底棲過程で分解したcolor  
濃いめgreenや明け方には妖しいパープルなフライがee場合があります.
どれも飽きられやすい色です。全員が使えば効果なしです、そこんところが見極め大事です
soれから ... 越冬しているエビチャン居ること 忘れてませんよね、

    

           

                        支笏湖にて
 
   

乱舞.釣り具のアングル サムライコジマクラフト.kitajima. sspスプーン. マラブースプーン. リセント ジグミノー   

2010年04月16日

真実は小説を越えてカニ

       


               
               I've Never Been In Love Before
               Chet Baker - Time After Time



真実とは俄かには信じがたいブツである  サクラマスと同じ距離を海から遡上してくるカニ、
此小さな絶滅危惧種が 千歳川にいると言ったら信じて頂けるだろうか.
海から流れに逆らって 川の上流域へ遡上する藻屑蟹体に細毛 足に縁取る黒毛を
持つ甲幅僅か≒~6センチ アムパヤヤの生き方を知って 驚く方がいるかもしれません.



   


海で産卵するモクズガ二の卵はメスのお腹で守られながら海水中で孵化します.ゾエア幼生の頃は1mm程度、
尾の着いたプランクトンの形をしていて 脱皮を重ねメガロパというエビのような体型に変化します.
海洋で暮らせる彼らが なぜ河川生活を選んだかは 永遠の謎ですが、
彼らはこれから河川の上流を目指して過酷な旅へでます.
浮遊プランクトン.メガロパは いつ河口へたどり着けるかわからないまま 潮流に乗って
見知らぬ河川まで旅する固体がいると言われています.
なぜ 其処までして ... 彼らは河川上流を目指すんでしょう

海水が河川水よりも比重が重い事を利用して河口へ近付く事はできても体の軽いメガロパは川の流れに逆らって
遡上することはできません 彼らは新月の夜 潮の干満に乗って河口内へ引き込まれるのを、じっと待ちます. 
チャンスがきてやっと河底に辿りついた後 潮が満ちてきた水中でいっせいに
殻を脱ぎ捨て始めてカニの姿になって川を遡り始めます.

強い脚力を持っているとはいえ つかまる所が無ければ押し流されることを厭わず.時には 地面へ這い上がって
岸づたいを歩き 渇水した水路では雨が降るのを待って上流を探しコンクリート障壁によって
幾度行く手を見失っても あきらめず 様々な難関を乗り越えて 逞しく成長していきます.  
こうして数年かけて河川上流まで行った固体は 川、湖を選び様々な暮らしに着きます 
   
しばらくの聞 やっと河川での暮らしに慣れ始めた頃 3年程で 成体の大きさになった彼らは海へ
旅立ちます 途中仲間に 出会えなければ孤独な旅になるかもしれないというのに 再び 海をめざして ...
 
此 カニには 謎が多いです ... 実例の反照が積み上げられた定説を書きましたが
実際に 浸透圧の造りや海水産卵しか確認されていない事実を 重ね会わせた時  
同じ カニが千歳の山奥に棲んでいるのですから ... 
生きている者が暮らしていくすべetc  ......... 色々と考えさせられました. ん~ ...   
  
タグ :モクズガニ