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2009年09月30日

moonstone.lake アン- touchable

陽が上がる頃に山を越え陽が傾く前に山頂を降りて戻らなければならない.
それがmoonへ来る者の破らざるオキテと言ってもいい.  
深々と色濃い野生獣の住む森を越えた者だけがこの湖を目にすることができる.



目の前に広がる   一点の浸みもない純潔なウォーターカラー
むせかえる緑の馨香、呼吸器の錆がパラパラ剥がれ落ちていく. 緊張のカケラさえ
持ちあわせないまま老木の倒壊した湾銅の苔むした岩にもたれ静かにクルーズを待った
a8:00 .. みえるのか? あそこ ..
濃い藻に覆われた湖底のビロードを縫って 鱒の群れが近づいてくる. 
かすかな波に揺曳と揺れるrealに気づいた小さな鱒がnymphを こつこつとかじっている 
so .. afterward 押しのけるように入り込んだろくマルが 躊躇なく喰らいついた!

   


あわせるべきか ..と言うのは 群れのバックにもっとでかい大鱒のを影を感じていたからだ.
フックにかかった鱒が首を振ると 異変を感じ取った群れは蜘蛛の粉を
散らすように拡散した.



すべてのあらましを じっとみつめていた大きすぎるその鱒は何かを悟ったように
泰然と身を翻すとまたひとつ焦眉な知恵を携えてまどろむ湖の底深く沈んでいった.  
 
まだ2日ある 二日あればあの大鱒と渡り合える .. 残された時はたっぷりあるから




#10~moonstonefly.#16santana-nymph .leader16feet.floatin-10.caravanserai


         


                 
            Fly me to the moon




          

Posted by こるとれーんtone at 08:34秘密湖moonstone.lake.zone

2009年09月23日

夜明け オータムレイン

数日前 雨の朝  滝のみえるプールで、ジャンプした鱒が 
フライと繫がっていることに 私は気付いていなかった.
頭のネジが緩みきっていて フックがはじかれるまで見惚れていたくらいだから ..
それも いつかは楽しかった想い出になるんだろう  

フィールドで過ごす僅かな時のなかで たまには気が緩んでしまうのも 
オチャメなものじゃないか ..  なんて最近 思い始めている   
そして ..  また 明け方には 秋雨が降っていた.  

  


色褪せていく季節の隙間に海へ帰っていく大鱒を 数日間待っていたけれど
谷あいの出口に彼らは姿をみせなかった ..道東では そろそろ降りはじているだろうか
 底まで見通せる 潮風streetの 川底へ沈めたグローバグやスカッド、マドラーに
出てきた 雨鱒達は 真夏の彼女とはどこか違うメタルグレィな横顔をみせて
日の傾く度に様変わりしていく


 もう秋なんだよ ..   so言って  透明な鱒が流れに溶けて消えてしまうと 
川辺にたたずんだ私は    色づき初めた山のほうへ 大きく遠回りしながら
記憶の奥の故郷へ帰っていきたい気分になっていた.


 
  

  




      


              

       CHET BAKER - You'd Be So Nice To Come Home To
  

Posted by こるとれーんtone at 18:44潮風street日高河川

2009年09月16日

秋雨のアングラー 

気まぐれrainがパタパタと笹薮を鳴らした.  あわてて川原へダイブしている間に
雨粒dancer達は風におされて通り過ぎようとしている. もう少し待てばよかったな
でも 雨降りもイケテナイ訳じゃない.
釣れなかった秋の一日にもいっぱい思い出はあるから



もうでないよ .. と一人目の私がいい そうかな .. と、もう一人の私は言う
どうせ釣れやしないといってしまったら 気は楽になるんだろうけれど
望みを捨ててしまったときから 釣り人ではなくなってしまう気がする.




soんな秋雨の あがった馴染みの渓で 出会ったのは 小さな鱒だったけれと゜
それが 思いがけず 美しい虹鱒だったから 幸せのかけらを手にしていられるんだろう

支笏湖へ流れ込む川に翻弄され 気まぐれな秋雨に 降られながら


          

     
       Dear Old Stockholm - Stan Getz & Chet Baker


       

         

Posted by こるとれーんtone at 00:02支笏湖の釣り

2009年09月08日

アングラーは鱒を流れへ返した 

オショロコマの渓でmap.nymphに出た鱒は強い落ち込みから飛び出した.白泡の中からスピード感のある疾走を
みせて上がってきたのはparr markの残るヤマべ. 此処では普段、目にしない鱒なので
実感がわかないまま 少しの間、回転脳が スパークしていた. 


 


相当下に位置するダムに放たれたスモルトだろう. 海へ降りられず残ったものだ。このオショロコマフィールドには 
悲愁ながらサクラマスは遡上しない。  きつい傾斜の続く緑深い森に 迷い込んだ鱒は
やがてダム湖へ降りて大型化し 消滅する.





私は平穏な いちフライフィッシャーにすぎない. 大きなヤマベと出会えれば素直に嬉しい ..
but たった一尾でいるこのヤマべに 寂しげな印象を憶えた.

海と繫がっていて自然産卵できる 川で暮らせたらよかったのにね。.鱒に罪はない .. なんてわかりきっている.

いつもsoするように、なにひとつ変わることなく アングラーは流れの中へヤマべを返した.



  
        
            Keith Jarrett   -   Köln  



        ブログ紹介
        
        最近好く見ている ブログ[愛しのメタ]ワンコ好きにはたまらないブログです.
         極寒な冬の夜に横浜から北の地へいらした 
        自然を愛するベテランフライフィッシャーのブログ.
        最近大鱒の記事はやめることにしたらしいのですが
        本流好きで田舎や農家の風景が好きな方にはeeと思います 
     




  

Posted by こるとれーんtone at 00:28道北.天塩デカ.ヤマメ

2009年09月06日

逃亡する季節 たいせつな場所  

 夜半に通り過ぎた支笏湖の湖面は蒸気がたちこめていた.  
 途中でワンコの散歩につきあったこともあって 
 目を覚ました頃にはすっかり陽があがっていた.
 だからって焦る事はないんだ. この川の小さな鱒も結構、朝寝坊だからさ.





 晩夏までには暑さから逃れて ..  この森の景色に会う為に やってくる.
 水脈は 生きているか
 水質は変わらず 森の野生獣を潤しているかを 感じ取る為に
 此処は宝石鱒に残された たいせつな場所だと思えるから so 釣りは二の次  
 この日も 3尾っきりと遊んで     奥へ詰めることもせずrodを仕舞った..
 とても小さい. オショロコマ、か弱く美しい鱒

 おまえが海へ降りれたら もっと綺麗な姿になって帰ってくるんだろうな.


     


     

     


             


   


                   ラムゼイ.ルイス  - 魅惑する瞳


 極めて低い水温に適応した
 [水質という価値]を示してくれる小さな鱒オショロコマ .
 この鱒は遡上障害以上に 水質の劣化にとても弱い.
 一旦変化に適応したかに見えて じわじわと減少していく.   
 この川もネイティブな鱒が下流からどんどん姿を消していって .. at last 最上流に棲む
 オショロコマだけが残された. 彼らにとって最後に残されたたいせつな場所  

 私の町近郊の 千歳川には通称第4underと呼ばれる禁漁spotがあります.
 そこは 鱒達や自然獣に 残されたたいせつな棲みか.

 あなたの好きな川にも、ありませんかsoんな たいせつな場所.



 about曲 :ファンク感、溢れるルイスの佳作、クロスオーバー過渡期の
        このベストアルバムにはTom&jerry のbackで聞けるような
        軽いタッチの曲が詰まっていて
        ブラックなキーボード好きにはタマラナイでしょう!
        たまにはチープなライトrodを担いで 
        スニーカーはいて川へいこう!!  
        rodをおいて鱒が群れ泳ぐのを眺めるのも粋なもんさ!!
        なんてルイスならso言ってそうです.


  しかたないくらいのジャズヘッド

 川原のクマ苺は既に熟している.
 水温はマキシマム.    ニンフで釣るには楽しい季節だ
 so思い、      日焼けした路辺を北上して数時間、
 but牧草のきれた道端にはヒグマ出没の看板が立っていた.  
 河畔林に近づくとキツイ野生獣の perfumeが漂い .. 木立の陰に鹿の毛が散乱している.

 そんなんで  ..朝からの陽射しを思って .. とっておきの冷水プールへ
 移動した頃には    もうすぐイブニングタイムというくらい陽は傾いていた.
   

     

      

     

     
     
     
   


 冷たい湧き水の入り際で とめどない虫の猛襲をかわしているうちに
 陽は傾き このまま平和にファイナル .. そんな夕焼け間際 drift させたアカマダラrealと
 一緒に清冽な水の中に浮かび上がったのは 斑点の無い虹鱒

      
     
       


 どうやらここの鳳来鱒は雨鱒が増える本流を避けて、夏の間じゅう
 冷たい水のプールに 隠れているつもりらしい.
 気付いたところで .. 目の前で陽は沈んでいく .. mnn ..

  ..ストローハットの空洞を 乾いた偏西風がすり抜けていく..
     そんな肩透かしな気分

   まったく なんてとぼけた .. ジャズヘッドな一日だったんだろう.

      
           


       

       
   #~16アカマダラカゲロウは春から晩秋まで羽化していて6ミリ程度と小さい.
   飛ぶ姿は全身が明るい薄紅色をしていて小さな赤とんぼのように見える.
   腹部の特徴である 白っぽいラインはウィングケース材で表現
   ボディcolorは微細なfeatherを選んでblend etc して
   鱒を安心させることが特に晩夏からは必要になる.
   実物のティルは3本あるがフィールドでは水を受け誘惑するアンテナの役目なので
   一対でもいいようです. 小型のカゲロウはカワゲラ、トビケラに比べ 
   スピナーでも飛ぶ際にティールを失うものが多い 反してヒラタ系は
   強いティルパーツを持っている気がする. 
   アカマダラカゲロウのニンフは私が小型のニンフを巻くサンプルとして基本になっている.
   フィールドは道央、山岳から数本の流れが集まった冷たい水のプールが
   糧となる、一帯 つまり季節は真夏、上へ 行くほど釣れないという期間限定の川である.

           

Posted by こるとれーんtone at 00:12道北.天塩