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2007年12月24日

支笏湖  アングラーの クリスマス

                          

 通り過ぎたかもしれない。  確かこのあたりだった。   目に付く絡みや倒木なんて無い。
 かけ上がりもグループも見えない。なんら特徴の無い平浜、  紋別岳と大崎の位置を
 見つめて記憶を辿る。   遠いラインに鱒の群れがクルーズしてくる砂礫。  
 この景色が懐かしくて来たけれど、  一尾のあたりさえなかった。        
 支笏湖は開放的迷宮だ。               
 爆釣..R&B乱舞..bonzu..釣れないジレンマ        
 美しく鮮明な湖はいくつの顔を持っているのだろうと思う。......................      

 bonzuか...長いシーズンの幕切れにふさわしい平和な風景の中で...私は 幸せな釣り人だったなと反芻してみる。  
 樹海のスリットから漏れ始めた灯り...       帰路に着くアングラーの車に聖夜のライトが灯ったよ。       
 冷え切った指先で   こもり気味のイグニッションを廻して     
 森閑とした静寂の中に   クリスマスの灯り    を燈す事にした 。                                                                                                                                                                                                                                                

    佐野 元春.............聖なる夜に口笛吹いて     

Posted by こるとれーんtone at 18:38Comments(10)支笏湖の釣り

2007年12月23日

four支笏湖       dessert color

                       

 風が巻いた朝..   馬の背で フックに触れたのは  礁ったのか。                      
 波が変わると見た目以上に水面下ではうねっているようで。      
 ニンフサイズではあたりを取れないうえ バラす場面も増えていた。 前回あたりのあった
 ハックルブローチは  大河の荒瀬で使いすぎてスロートがすっかり透けてしまっている。   
 この間はうまく乗ってくれたがテールから闊達と沈んでいくせいで  
 波が変わるとスローではついていけない。   バランスか...   ...これがいいだろう   
 硬いラムズをフックに絡めベンド側でとめたストリーマ.  
 一瞬波がとまった。  また風が変わるのか 上空に雪を降らせる雲が重なり始めた…      
 飛行船の形… あれは..    A.ツェペリン     ..いや     ヒンデンブルグ..             
 弱い向かい風を受けたキャストは  盤の隙間にうまく入ったようだ。 
 Logicのスプールが半分だけ回った。   可愛らしいブラウンだ。    
 宝石よりも美しいdessert color          
 飛行船の雲が対岸の頂に降下し始めた。  
 さあ崖をのぼって...岸壁の下でもう一振りしていこう。    
 冷え切った手の甲で 淡い雪粒が 音も無く融け始める。    
 こぼれ落ちた雫は  冬空の恵  となって、
 さざ波の湖面にしっとりと吸い込まれていった。                                          

      

      エンジェル.アイズ  

  
   
  

Posted by こるとれーんtone at 02:01Comments(5)支笏湖の釣り

2007年12月16日

moonstone.lake   ルアーレコード   

茶萬岳を降りると、降霜のやんだ湖岸に鹿の群れが見えた.倒壊した老木の眠る湾洞へ着くとマーカー無しのニンフを
そっと遠くへつるした。追いの無いまま、ハーフタイムが過ぎ、     
秋以降...  鏡の水面には微細な見えないラインがあったらいいのになあと思い始めていた。

相棒がa.pieceのルアーrodを取り出すとゴム足の改造プラグ をセットしている  
フィールドテストか... ルアーラインなら鱒が警戒しないかもしれない.. ぼんやりとそう思った
そうか...私もフライリーダーを20フィートたして... と思惑を巡らせているうちに、相棒の放ったラインは 緩やかな軌跡を
描いていた。 静かに着水させ軽いシェイクでゴム足を震わせた瞬間 ラインが引き出されrodはひん曲がった!! 
what happen..!!     
「ここにカラフトいるのー!!」  いるわけない!! tailwalk.jumpする鱒に、rodを倒し応戦。      
湖岸を駆け回り、気の遠くなるようなランニングの末、よせた虹鱒の頭は ネットに入らず素手で 慎重に押さえ込んだ。 
fat.drowなロクマル.セブン!!! 寒さに震えていた筈の体は熱気を帯び肩で息をするパラソルの頬は しっとりと紅潮していた。     
森を抜け  月灯に照らされ..湖面を見下ろせる所まで来た時、  
スウー と 大きく息をついた後で...  
[この季節に、セミはいないよね]...と..彼女はてれくさそうに笑った。                                                                                                                                                                                            


 
 
   
         

moodsunlimited ..........月の沙漠                                             
 
 この記事は結露したデジカメのchipが復旧した為、upできました。11月上旬のmoonstoneの続きです。
 見ずらくなってしまって御免なさい。  復旧に関わって下さった皆さん有難う御座いました。  

2007年12月10日

 支笏湖   バラシヤ

 日陰を避けて岸壁を降りた。湖岸を歩くと波間にボイルが見えると言う。
 視力や勘のいい人間に憧れる。天から授かった素質。 
 アクトレスやヒロインも及ばない恵まれた才能だ。 弱風に流されたラインの
 そこにもボイルはあるらしい。マイラー系はすててウェット、
 ラストはマーカー無しのリアルをつるした。 冷たい風で目がひりひりする... 辛いな...    
 どうせボイルが見えないのなら   目を閉じてしまおう。
 サラサラの闇の世界でエスペランサの音色が波音をメロディに変えた。...........       

 耳をすませる。  ひっぱる.とめる ........... コンコンslow..コン..  来い.. 
 ドンッ!!  乗った! ジーッ!!!!...???たるんだ!!
 こっちへ走っているのか?  速く速く引け!!    jump!!  
 掴めそうな位の傍らで首を振って飛んだ虹。.. ヤゴのリアルを吐き出した!!..   
 どうしようもないs〇oozerフェイス! 空砲撃ちのハンターだ!
 稼ぎがショボイjazzmenだ! ソールの取れたウェーダーだ!!!!...  
 Ah-まだ心臓がドラミングしてる。..         あいつの心臓は...どうだろう。                   

    eve.limit.pm.4:12                                                                                                                                                                                                                                                      
  

                

       

       ..sven vath.エスペランZA  

Posted by こるとれーんtone at 00:02Comments(10)支笏湖の釣り