2021年05月31日
支笏湖大鱒.ヒメマス ミジンコが遊ぶ水深
お騒がせしました、平常記事へ戻ります !!-_-;!
支笏湖のヒメマス漁期前調査は 28日 全日程を終了しました。
予定計画数は、ヒメマス≒3000、ブラウントラウト≒500 サクラマス他≒500 以内 とされていましたが、
捕獲数は ヒメマス 2623 ブラウントラウト 25、サクラマス 8、 total 2656 尾
ヒメマスの 標識調査では、 3年魚が最も多く 207でsize ≒26cm 標識なしが 2338
30cmになるには 5年もの歳月が必要という事 全体の5%程度ということでした
栽培漁業のむずかしさが感じられますね 支笏湖漁業協同組合の皆様お疲れさまでした。
丘釣り師は引き続き 美しい支笏湖のフィールド保全をしていきましょう。
プランクトンの話なんか知らんわい!! ........... so 言わずに飛ばし読みでeeですから
釣れない時のモチベーションどきに!!-_-;!。
今回はヒメマス釣り師さん向けのお話 ....ブラウン.ニジマスの移動水深も出てきます.
皆さんご存知のように湖のある川へ遡上するレッドsalmonとヒメマスは同じ起源を持つ鱒です
支笏湖が海と続いていればレッドsalmon紅鮭が遡上する姿がみられたかもしれません。
自然って ひとっつなんですよね
支笏湖のブルームについて以前書きました。其れらターンオーバーは季節変化が起こす恒例行事の
ようなものbut突然のレジームシフトが来ることだってあります。例えば暴風雨や長雨は森林から湖へ
過剰な栄養塩を流れ込ませます。
数日すると植物プランクトンが増殖しクロロフィル濃度が上昇し続けます。
季節外れの支笏湖ブルームです。
湖の透明度がおちて緑色がかって。あぶくも出て ...
soうするとミジンコ等の動物プランクトンは棲息水深を変えてしまいますよ~ё_ё
此処がヒメマス釣りの大変な処
図は釣り師に関係する水深60mまでの水温変化、真ん中が30m、総ての図は釣り人にとって
主要なプランクトンだけを現しています。 厳寒期の2月、気温≒-6℃~-13℃.表層水温2.6℃.と
水に入った方が暖かい季節ですが主要なミジンコ.オレンヂは中層にわずかしかいません
だからマスはルアーフライに惹かれてしまうんでしょう
5月はミジンコやスジエビのゾエア幼生が表層下に浮上します マスにはきちんと見えています
まだ 水を冷たく感じる季節、未には水深12~13m の所に水温躍層ができはじめます
越年したヒメマスが20mラインへ向けて浮上を始める時期です
トローラーによく知られる一般的ミジンコDaphnia 体長0.2mm~0.8mm 厳冬期3月までは
20~40 m層にいてチビアメちゃんを育て春になると深場へ移動し60m以深へ棲息域を広げます。
水温躍層が安定する6~10月は10~30 m付近に集まっています。
ひと休みするブラウン一行が通るラインです。 浮遊するタイプの動物プランクトンは鐘形で
やわらかく変形しやすい2mm未満、初春には30mに以浅にいて
6月になると水深40mから深場へ降下し晩夏まですごしています。 from 30m to 40m
此の広い移動巾はヒメマスが好む13℃以下のzone、回遊している層です
他に丸くない甲殻類っぽい姿をしているカイアシ類やアオムキミジンコやケンミジンコは
体長0.5~2.0mmと割と大きく 春は岸近く、
フライマンのニンフ、すとりぃまぁのキャスト圏~20m以浅にいて
夏は水温躍層付近に棲息しています.
アメマスやブラウンニジマス等、鱒類の幼魚やヤングgeneration にはかかせない存在です。
6月 気温≒16℃ 表層水温13℃ 最近はもっと上がります
水深13m-11℃.20m- 6~7℃℃.30m 5.2~ 6℃ 60m 4.8~ 5.2℃
この時期は5月に定位した水深中で プランクトンが増殖しています。
深場を漂っていた微細なプランクトンも成長して上方へ移動します。
水温躍層は気温が上がるにつれて20m付近に降りていきます ヒメマスゾーンの初期です
同じく6月 ミジンコは藻類有機物を仲介する植物プランクトンを食べるので大っぴらに移動しています。
スジエビのゾエア幼生や稚貝が幼鱒を育て 夏場には水温躍層の近くと以深へ移動します、
丸印は主要なプランクトンの位置だけを書きました。水深10mくらいから巾広い水深にいることが
わかります。
若いヒメマスは水面に浮かぶ小さな虫にもライズします。 ヒメマスがよく釣れる季節です。
大雨がふると栄養塩流入により植物プランクトンが増殖します。
透明度が落ちるにつれて水深20mから上に動物プランクトンが増殖し
緑色化したプランクトンをどんどん食べてくれます。
水温が上がりきるまではヒメマスが回遊するラインです
6.7.8月気温≒27~32 表層水温17~20.6水温最高値 水深13m 14℃
20m-8.2℃. 30m-6.8℃.60m-4.3℃.130m-4.33℃. 200m-≒4.36℃ ほぼ甲殻類ゾエア幼生だけ
溶存酸素は表層より20m~30付近 水温躍層付近が多くなり それより下で減っていきます。
此、季節を過ぎると大鱒は暑い表層には陸棲昆虫を食べにくる以外は来たくないし
暮らしずらい超深層にも居たくない ...
so 冷たくてプランクトンが豊富な中間層に居たいってことになります
ヒメマスは≒40mに近接したより深い深場まで行動を広げます
10月気温≒16℃ 表層表層水温 11~16℃
水深13m 10.3℃ 20m-7.3~6℃. 30m 5.2℃ 60m 5.1℃
水温躍層は晩秋には20m付近の深さにあって初冬にbreakするまで続き
上下二層の水は混ざることはありません
この時期大きい鱒は そこら辺に居るんでしょうねё_ё
please compare 冬 ぐらふ and summer graph
支笏湖のヒメマスは秋に捕獲され孵化場築港内に流れ込むシリセツナイ川で人工孵化されていました
例年、秋、表層水温が14℃位になると岸よりしてきます。
道東の湖ではヒメマスが群れになって河川へ遡上しようとする姿が視認できますが
支笏湖でも伏流している湖底で産卵するヒメマスや越冬する個体がみられます。
雨が多い年ですと 旧有料道路やフレナイ、オコタンペ地区で見られるそうです。
皆さん支笏湖の花形はヒメマスやアメマス、ニジマス、ブラウンだけじゃありませんよ
スジエビsuzie.ハナカジカ ヌマチチブトウヨシノボリ 一年間一生懸命生きている家族思いのイトヨくんもいます
愛嬌たっぷりの 在来魚さんを よろしくです^^.
にほんブログ村 押して頂けるとee.trout.also<(_ _)>. .
支笏湖のヒメマス漁期前調査は 28日 全日程を終了しました。
予定計画数は、ヒメマス≒3000、ブラウントラウト≒500 サクラマス他≒500 以内 とされていましたが、
捕獲数は ヒメマス 2623 ブラウントラウト 25、サクラマス 8、 total 2656 尾
ヒメマスの 標識調査では、 3年魚が最も多く 207でsize ≒26cm 標識なしが 2338
30cmになるには 5年もの歳月が必要という事 全体の5%程度ということでした
栽培漁業のむずかしさが感じられますね 支笏湖漁業協同組合の皆様お疲れさまでした。
丘釣り師は引き続き 美しい支笏湖のフィールド保全をしていきましょう。
プランクトンの話なんか知らんわい!! ........... so 言わずに飛ばし読みでeeですから
釣れない時のモチベーションどきに!!-_-;!。
今回はヒメマス釣り師さん向けのお話 ....ブラウン.ニジマスの移動水深も出てきます.
皆さんご存知のように湖のある川へ遡上するレッドsalmonとヒメマスは同じ起源を持つ鱒です
支笏湖が海と続いていればレッドsalmon紅鮭が遡上する姿がみられたかもしれません。
自然って ひとっつなんですよね
支笏湖のブルームについて以前書きました。其れらターンオーバーは季節変化が起こす恒例行事の
ようなものbut突然のレジームシフトが来ることだってあります。例えば暴風雨や長雨は森林から湖へ
過剰な栄養塩を流れ込ませます。
数日すると植物プランクトンが増殖しクロロフィル濃度が上昇し続けます。
季節外れの支笏湖ブルームです。
湖の透明度がおちて緑色がかって。あぶくも出て ...
soうするとミジンコ等の動物プランクトンは棲息水深を変えてしまいますよ~ё_ё
此処がヒメマス釣りの大変な処
図は釣り師に関係する水深60mまでの水温変化、真ん中が30m、総ての図は釣り人にとって
主要なプランクトンだけを現しています。 厳寒期の2月、気温≒-6℃~-13℃.表層水温2.6℃.と
水に入った方が暖かい季節ですが主要なミジンコ.オレンヂは中層にわずかしかいません
だからマスはルアーフライに惹かれてしまうんでしょう
5月はミジンコやスジエビのゾエア幼生が表層下に浮上します マスにはきちんと見えています
まだ 水を冷たく感じる季節、未には水深12~13m の所に水温躍層ができはじめます
越年したヒメマスが20mラインへ向けて浮上を始める時期です
トローラーによく知られる一般的ミジンコDaphnia 体長0.2mm~0.8mm 厳冬期3月までは
20~40 m層にいてチビアメちゃんを育て春になると深場へ移動し60m以深へ棲息域を広げます。
水温躍層が安定する6~10月は10~30 m付近に集まっています。
ひと休みするブラウン一行が通るラインです。 浮遊するタイプの動物プランクトンは鐘形で
やわらかく変形しやすい2mm未満、初春には30mに以浅にいて
6月になると水深40mから深場へ降下し晩夏まですごしています。 from 30m to 40m
此の広い移動巾はヒメマスが好む13℃以下のzone、回遊している層です
他に丸くない甲殻類っぽい姿をしているカイアシ類やアオムキミジンコやケンミジンコは
体長0.5~2.0mmと割と大きく 春は岸近く、
フライマンのニンフ、すとりぃまぁのキャスト圏~20m以浅にいて
夏は水温躍層付近に棲息しています.
アメマスやブラウンニジマス等、鱒類の幼魚やヤングgeneration にはかかせない存在です。
6月 気温≒16℃ 表層水温13℃ 最近はもっと上がります
水深13m-11℃.20m- 6~7℃℃.30m 5.2~ 6℃ 60m 4.8~ 5.2℃
この時期は5月に定位した水深中で プランクトンが増殖しています。
深場を漂っていた微細なプランクトンも成長して上方へ移動します。
水温躍層は気温が上がるにつれて20m付近に降りていきます ヒメマスゾーンの初期です
同じく6月 ミジンコは藻類有機物を仲介する植物プランクトンを食べるので大っぴらに移動しています。
スジエビのゾエア幼生や稚貝が幼鱒を育て 夏場には水温躍層の近くと以深へ移動します、
丸印は主要なプランクトンの位置だけを書きました。水深10mくらいから巾広い水深にいることが
わかります。
若いヒメマスは水面に浮かぶ小さな虫にもライズします。 ヒメマスがよく釣れる季節です。
大雨がふると栄養塩流入により植物プランクトンが増殖します。
透明度が落ちるにつれて水深20mから上に動物プランクトンが増殖し
緑色化したプランクトンをどんどん食べてくれます。
水温が上がりきるまではヒメマスが回遊するラインです
6.7.8月気温≒27~32 表層水温17~20.6水温最高値 水深13m 14℃
20m-8.2℃. 30m-6.8℃.60m-4.3℃.130m-4.33℃. 200m-≒4.36℃ ほぼ甲殻類ゾエア幼生だけ
溶存酸素は表層より20m~30付近 水温躍層付近が多くなり それより下で減っていきます。
此、季節を過ぎると大鱒は暑い表層には陸棲昆虫を食べにくる以外は来たくないし
暮らしずらい超深層にも居たくない ...
so 冷たくてプランクトンが豊富な中間層に居たいってことになります
ヒメマスは≒40mに近接したより深い深場まで行動を広げます
10月気温≒16℃ 表層表層水温 11~16℃
水深13m 10.3℃ 20m-7.3~6℃. 30m 5.2℃ 60m 5.1℃
水温躍層は晩秋には20m付近の深さにあって初冬にbreakするまで続き
上下二層の水は混ざることはありません
この時期大きい鱒は そこら辺に居るんでしょうねё_ё
please compare 冬 ぐらふ and summer graph
支笏湖のヒメマスは秋に捕獲され孵化場築港内に流れ込むシリセツナイ川で人工孵化されていました
例年、秋、表層水温が14℃位になると岸よりしてきます。
道東の湖ではヒメマスが群れになって河川へ遡上しようとする姿が視認できますが
支笏湖でも伏流している湖底で産卵するヒメマスや越冬する個体がみられます。
雨が多い年ですと 旧有料道路やフレナイ、オコタンペ地区で見られるそうです。
皆さん支笏湖の花形はヒメマスやアメマス、ニジマス、ブラウンだけじゃありませんよ
スジエビsuzie.ハナカジカ ヌマチチブトウヨシノボリ 一年間一生懸命生きている家族思いのイトヨくんもいます
愛嬌たっぷりの 在来魚さんを よろしくです^^.
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Posted by こるとれーんtone at 21:42
│支笏湖のプランクトン