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2009年12月23日

steel.head 降海する虹鱒

steel.head テツと呼ばれ海からやってくる虹鱒は少しでも虹鱒が生息している大河川であれば我々のフィールドで
出逢えるチャンスは充分にあります. 安定した遡上が望める条件は アミ類等の栄養豊富な海と繫がっていること 
遡上期に産卵する小魚が多いこと、河口が広く 中流に休める深場があって上流に瀬やブッツケを擁する大河川で
遡上ランの距離が長く産卵場の水質がよいことがあげられます.

道内では河川崩壊の為に汽水へ降りざるを得なかった虹鱒が次第に海水へ馴染んでいき海洋へ旅立っていくというcaseが 
みられますが こうした河川に適応したsteel~テツ、スチールヘッドは溶存酸素の安定する冬場から春に遡上します.
シルトが多い河川ではたびたび深い瀬に入り酸素を補給し 水質のよい産卵場を探しながら 流れのあるプールで
休んでいる傾向があります. まれに北米原産のsteel.head が迷い込む例がありますが  
道北~道南etc各地で 北海道産スチールヘッド とされる捕獲例 が海洋で聞かれています.


      steel.head 降海する虹鱒 


steel.head は海洋で~2年程度過ごすものと生涯の半分を海で過ごすタイプがいます。.
タイヘイヨウサケ属のred.pink.chum.kjng.salmonは 一生に一度の産卵で消滅しますが
タイセイヨウサケatlantic.salmonの仲間であるテツやシートラウトは イトウや雨鱒のように
一生のうちに数度産卵し≒8~年程、生き続けメーター未満にまで育ちます.
近海のサケ属の実より赤みが強く美味で 高い流通価値を持っている鱒といわれています.

3~11月に遡上し 産卵場へ着き一冬を越冬し翌春産卵するタイプをsummer run
このうち枯葉の頃、産卵の為、岸よりする小魚を追って 遡上すると言われるfall run
11~12月に遡上して越冬し翌春産卵するタイプをwinter run
春3later~ 産卵直前に遡上するものを spring runと呼んでいます.
水質がとても良好な河川では 初夏でも出逢えるようですがsteel.head は絶食に強い為、真夏の日中は冷水の湧き出る
深みから動かないようです..ほとんどの河川では春増水期や水がturnすると枯葉時期と真冬に大物と巡りあえるようです.  
厳冬期にメタリックなテツがあがる河川もみられsummer runしか遡上しない河川もあります.

        steel.head 降海する虹鱒


             2003.oct later 道北H川にて



河川内の棲み分けはごく自然な現象であったものですが その川にも色々な生物がいて 1980年はまだまだ 
多様な生物がいた時代でした..川底に マメシジミをみかけながら遡行し チカ カワガレイと遊んでコハクチョウの泳ぐ
風景のなかで 出逢ったのは遠い北の海洋を旅した 迷いテツではなかったか .. と 最近では思っています


                                  tears &こるとれーんtone 

        鱒人 .. takuさんはfebとmarchに美しい道東steelをあげています.
                                ホントalaska産並に綺麗です.

        slip away .. tommyさん、2008.8月、とてつもないsteelと出逢っています.
                                      これは  凄いです.




                              初恋
                        オフコース I love you
                           赤道小町ドキッ
                           ひとつた ゜け
                          氷雨月, スケッチ
                              I f                              



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この記事へのコメント
久しぶりです♪

僕が住んでいる十勝にも数は少ないですが釣れるらしいです!

難しいかもしれないですが・・・

スティールはいつか会ってみたい魚ですね!
Posted by sato47 at 2009年12月23日 12:29
satoさん、おばんです. 十勝川は東大雪湖とその下にダムができる前は
全然濁らない川で 結構steelも産卵していました.足寄から入ってる
川でアメマスと一緒に私もかけたことがあります. 時期は本流より
遅めでした.ベテランの方は狙っていましたね^^.
ブログ鱒人のtakuさんは此シーズンも春にあげています.
あの方は口が堅いsecretなアングラーですから川はわかりません^^.
satoさんもこれから暮らす街のシーズンでsecretな釣り場を見つけると
思います.あそこもeeのがいます.新しい土地で釣り楽しんでくださいね.
Posted by こるとれーんtoneこるとれーんtone at 2009年12月23日 18:22
こんばんは
今シーズンも終わりに近づいてきましたね。スチールのことはすっかり忘れていました(笑)
あの時期にはもう1本スチール32.3”をあげていますが、ファールフックだったのでアップしませんでした。
足寄から入ってくる川で掛けるとは流石ですね。雨鱒と一緒に狙うと全く釣れる気がしなくなります。
いつかもう一度釣ってみたい魚ですね。
来年もよろしくお願いします、道東に来る際は一声かけてください。
千歳川の件はhal30overさんから協力の依頼が来ましたので微力ながら応援させてもらいます。では
Posted by taku119 at 2009年12月23日 23:00
ウインターランの鉄頭……これほど自然や自分と向き合える釣りは少ないように思います。
ときに自分がアホに思え、ときに過酷で無慈悲な自然にうらみのひとつも言いたくなります。
北海道の鉄頭……憧れです!
メリークリスマス!
Posted by zamma at 2009年12月24日 17:30
taku119さん、おばんです.〇牛あたりでイトウが釣れていた頃ですから随分
昔話です!!-_-;あそこは当時澄みきった透明な流れで鱒が走り回るのが
よくみえましたが 現在の倍くらいの水量があってよく流されかけていました^^.
最近は そんな簡単な場所ではお目にかかれないことは存じてますよ^^.
aoww!ハチマルclass! takuさんならそのうち出逢えるでしょう!
ご協力並びにお誘いありがとうございます.
十勝国境lineを越える際はtakuさんに入国許可証を交付してもらいます^^.
Posted by こるとれーんtoneこるとれーんtone at 2009年12月24日 19:44
zammaさん、おばんです. soなんですよね寡黙なアホに身をやつして、
寒風吹きすさぶ自然に く〇ったれ~! なんて一人ごちながらも熱く
なっちゃうんですよね^^.
私なんか昔、吊橋が架かっていた頃の話してますが、taku119さんは
secretな凄腕派なんですよ.数は減ってしまいましたがあんな冬のsteelに
また出逢いたいですよね. よいクリスマスを^^.
Posted by こるとれーんtoneこるとれーんtone at 2009年12月24日 21:13

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steel.head 降海する虹鱒