　　　　moonstone.lake.zone.支笏湖　空飛ぶrod　e:逃亡するシーズン

　　　　moonstone.lake.zone.支笏湖　空飛ぶrod　e

失われ行く自然。狭壁の果てに追い詰められていく鱒たち、歴戦の大物たち　　　　　　　　　　　　　　　　　　末裔は、もうどこにもいない。　在来も外来もありはしないばら撒かれた子孫が　　　　　　　　　　　　　生きながらえているだけ。でかい鱒と出会う時はいつもさすような風が吹いていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　瀬戸際なのは俺も同じ。　[最後の戦い]に行く前にもう一度でかい鱒にあっていこう。　　　　　　　　　　　　　　　　since.2006.plus.one.oct　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　eo.todd.ca~se we've ended as Lovers　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2011年08月28日

逃亡するシーズン

　真夏香が立ち込める樹海を抜けて　太古の森へ迷い込む
　マイナスイオンを含んだ冷気にさらされ高い崖から渓を見下ろすと
　天と地が　さかさまになって空へ　吸い込まれていくような錯覚にとらわれる
　ここは30年前に40センチの海洋オショロコマDolly Varden に逢った渓

　オショロコマは　北太平洋及び極圏ではどこでも見られ一番多い種であるに関わらず
　日本では一部の辺境でしかみられない絶滅危惧種になってしまった.
　
　美しい渓の中で3尾と出逢った後　rodを置き景色に見惚れ
　風音や小鳥の声を聴きながら　無心にすごした.

　　
　こんな渓に大型の外来種やマネーサイボーグは似合わない
　手つかずの自然が息づいていることそれ以外に
　何を望む、　何を守る　...　いらないよ

　　　逃亡するシーズン