2012年03月20日
哀しき薄着ボーイ
雲間から差す陽射しを 避けるように、渡り鳥が ひっそりと空へ降りて行く
遠めがねを かけて冷たさを増した風のなか開きかけた水面を目指す.
幾分融けた冷水が混じる湖面に浸りながら膝まで湖水をこいでいるうちに
フライのローテーは底をついてしまった.
先日支笏湖キープに巻いたflyが別boxに入っていたのに気付いて赤い方を飛ばして
みた、たちまち大きなニジマスが掛かって ... 初めからこっちでやってたら ネ!
eeかったのに 鱒の鼓動を感じると ふと自分がheartを持って生きてることに気付いて
なんとなく 気分次第で ちょうど良く霞んで暮らしてみたり 悲しい事が
あった日には風景の隅々まで眩しいくらいに煌いていることが やけに目に着いたりする
数年前、水没してから意識を持ち始めたカメラはいい相棒でやっていけそうかな.
岬の斜面に映った冬色の鼓動が 湖面を 優しい色に染め上げる
気付かぬうちに 絡んでしまっていた心の糸が さらさらと、ほどけていくように ...
Posted by こるとれーんtone at 22:24
│支笏湖の釣り