moonstone.lake.zone.支笏湖　空飛ぶrod　e

≒40年前の鵡川と言えば少数のサクラマスが上り、ヤマベとアメマスがボチボチ釣れる川でした。
樹海ロードなどない頃占冠へ行く道はハードながた道でウシャップの林道をのんびり走った方が心安らいだものです
沙流川から来る送水パイプに運ばれたオショロコマが双珠別ダムで大型化しているという話を聞いて行ってみました　
そのオショロコマもダムの堆砂につれて水温が上がると河へ逃げて小型化して減っていきました。　
其のダムも堆砂に埋もれ往時の面影はありません。　　さて鵡川周辺河川の砂防ダムの話になります

　
　

砂防ダム下流域.... 画像左、上流にある幾つかの堰堤で小砂利がせき止められているため川底が谷底のように
落ち込み河床低下しています。故に河原が次々と崩落し河畔が崖になって樹木が倒れ土砂を流すようになります

　

砂防ダム上流域..... 上の画像右、砂防ダム上には砂利が溜まり堆砂はどんどん後退していく。水はその上を
流れるように なりますから山の斜面を浸し続けます。上流に後退した堆砂のせいで流速は連鎖して弱まり
堆砂が川巾いっぱいに広がり増水のたびに林を立ち枯れさせていました。此の樹木も増水時には流れ出します



長雨で堤体を乗せていた地盤が徐々に流れ出し抜き取られた結果、堤体は崩れました。
ダム上からは立ち枯れした樹木も流れてきています。堆砂の下は泥ですから下流一帯に
毎年泥が積み重なります。　ですからダム下流でもサクラマスは産卵できません。　そこが滝と砂防の違う点です
無用専門家の中には小砂利は上で溜まれば下へ落ちるという方がいるそうですが、増水して先ず流れてくる大半は泥です。
大きなダムがある沙流川でも　下流域には泥が流れ出しています
ダムができる以前は森林が広がっていて河畔をしっかりと守っていた場所です　
　





連続する砂防の下流域はグランドキャニオン化が著しいです　渓谷というものの壁は岩のはずですが
此処では崩れ落ちる土砂です。　工程が入ると川は日に日にコンクリートの水路と化していきます。　
そのコンクリート壁　下地の砂が押し流され空洞となること　そして崩れ落ちることを知りました。
例えば鳥崎川のように　そこに道が近づいていたら　...　と考えさせられました。


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流域の自然を考えるネットワーク

河川工事をする地元の方たちにクレームはありません。
河川管理、推進する組織が緻密な調査をし現状を知ることです。
進歩のない砂防ダム。埋まる魚道などではなく生物と自然に価値ある工程を推進して頂きたいです。　

例えば前記事で書いた台風による増水に備えた工程etc地域の業者が世のために
事業としてできることはたくさんあります。　

https://cutemap.naturum.ne.jp/e3278694.html霞提. カスミテイ　　　
https://cutemap.naturum.ne.jp/e3277425.html現実的な治水対策の話.颱風19号　
https://cutemap.naturum.ne.jp/e657604.html ダムは山になれない　サンル.純血サンプルの還る川 2009.03/30


例年は釣りフェスタではパタゴニアさんブースにて展示があります。
川を見つめる釣り人さんが一番の観察者です