2023年01月11日
North Angler’sノースアングラーズの記事から
North Angler’sノースアングラーズの2023年1・2月合併号に敬愛する知人の記事が載っています
「釣り人のための自然環境学」シリーズ .... ダムによる自然環境の変化について書かれています。
ちょうど「流域の自然を考えるネットワーク」さんの鵡川のシシャモ減産の記事を読んでいる所でした
道の栽培水試機関は鵡川のシシャモが激減した原因として、「高い海水温の影響による稚魚の減衰」を上げました
but長い間著名な水中写真家として一線を歩み砂防ダムのスリット化に尽力してきた稗田さんの目には真理しか映りません
http://protectingecology.org/report/11899 2022/ せたな町の秋サケ、昨年に引き続き漁獲好調
http://protectingecology.org/report/11931 2022/ 鵡川のシシャモ、過去最低1.4トンから僅か64㎏に。
川に砂防ダムが造られることで産卵床となる下流の砂礫は無くなり河床低下を起こします。
やがてグランドキャニオン化した岸辺は崩れ泥が河床に堆積します。見た目には澄んだ渓流にみえても
雨が降るたびに岸辺から泥が流れ込み 中流域で産卵するししゃもやキウリウオの産卵床は年々壊滅していきます
沙流川や鵡川の河口は大雨のたびに膨大な泥濁りを大洋へ送り込んでいます。遡上魚や川の魚以外にも
コンブやワカメ他の魚介類にも影響が及んでいるでしょう
我が-adviser 小野有五さんによる記録画像
砂防ダムの障壁を遡上するアメマスは絶食しやせ細ってやっと上流を目指します
Butサクラマスやサケの殆どが遡上できない事は衆知の通りです。
私達釣り人にとって砂防ダム下は良いポイントのように見えますが、いずれは遡上魚を減耗させていく障壁です
リリースしない釣り人が産卵魚を持ち帰れば 減耗が加速していくことは避けられません
僕らは気づかぬうちに提下に溜まった放流魚しか釣れなくなっているのかもしれません
いまいちど 考えてみたい所です
僕達は美しい北の自然の中で自然再生された魚たちに遊ばせてもらっていたことを忘れないようにしたいですね
https://cutemap.naturum.ne.jp/e3394223.html 鵡川 支流河床低下による崩落
https://cutemap.naturum.ne.jp/e3393009.html 須築川.砂防スリット化にみる復活
https://cutemap.naturum.ne.jp/e3016356.html 須築川、砂防堤スリット化
https://cutemap.naturum.ne.jp/e3300262.html 自然のままの河川を
https://cutemap.naturum.ne.jp/e3025523.html 河床低下. 崩落する河川
https://cutemap.naturum.ne.jp/e3019110.html 河床低下そして増水の跡
https://cutemap.naturum.ne.jp/e2839722.html サンルダムその後
https://cutemap.naturum.ne.jp/e1462797.html 潮風street静内ダム群.電源利用、生態系影響
私がもっと年老いた時、釣果にばかり捕らわれて...自分は本当に自然を見つめて入れただろうか..
本気であの風景の中にとけこめる釣り人であったろうか..soいう後悔をしない釣り人でありたいと思っています。
Posted by こるとれーんtone at 06:17
│北海道のダム問題.